沈黙の秋(蜜蜂はもう飛ばないのか)

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沈黙の秋(蜜蜂はもう飛ばないのか)

沈黙の秋(蜜蜂はもう飛ばないのか)

今日も農薬散布の無人ヘリが飛んできました。日本人は、便利なものを開発するものです。この時期、稲作の農薬散布は大変な重労働を伴うものです。この無人ヘリを使うと広い田んぼの農薬散布もあっという間に終わってしまいます。この無人ヘリは農家の重労働を軽減してくれます。

今は、9月上旬です。稲穂には実がつき、こうべを垂れ始めています。もうすぐ稲刈りです。害虫が発生して、米の品質が落ちるのを防ぐための農薬散布なのでしょう。米を高く売るための農薬散布です??。しかし、こんな時期に農薬散布して安全な米が取れるのでしょうか。米への農薬残留が起こるのでないでしょうか。

昨年、我が家の日本ミツバチたちが全滅しました。同じ町で日本ミツバチで養蜂をしておられる方のミツバチたちも全滅しました。我が家の蜜蜂の巣箱の前にこの無人ヘリが飛んできたのです。そして、蜜蜂たちは、少しずつ数を減らして全て死んでしまいました。

農家は、自分たちがしていることを正しく知ることが必要です。お金のためにではなく、自分と子や孫の健康のために何をすべきかを考えましょう。JAが勧めるネオニコチノイド系農薬は、作物に長く残留します。蜜蜂を始め多くの昆虫を殺します。地下に染み込み、地下水と川の水を汚染します。その水を自分たちが飲まなければなりません。そして、私たちの体を汚染します。

日本は、世界有数の農薬使用国です。東京オリンピックで外国選手に食べさせる安全な農作物がないと騒いでいます。EUなどの先進国の農薬の安全基準に合う農作物が日本にはないのです。日本の多くの農作物は、EUの農薬安全基準をパスするものは、わずか2%しかありません。

この現実を私たち日本人は知りません。日本の野菜や農作物は安全だと信じて、今日もスーパーで買って食べているのです。ガン患者の増加や認知症の増加とネオニコチノイド系農薬の使用量増加は比例しています。お金を儲けるためにしていることが、お金では買えない命を犠牲にしていることを知らなければなりません。

ミツバチたちが飛ばなくなった我が家の畑は、シンと静まりとてもさみしいです。我が家の畑にミツバチはもう飛ばないのか・・?

日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG28H21_Y7A820C1CR0000/

時評日々
http://wapic.blog.fc2.com/blog-entry-217.html

農業協同組合新聞(電子版)
http://www.jacom.or.jp/nouyaku/tokusyu/…/05/170531-32784.php

無人ヘリコプターで散布されるネオニコチノイド
http://www.actbeyondtrust.org/neonico-basic…/…/nb2013-01-03/

国際環境NGOグリーピースのページ
http://www.greenpeace.org/jap…/…/news/press/2017/pr20170621/

東京オリンピックでオーガニック野菜が足りない
http://macrobiotic-daisuki.jp/orinpicyasaiorganic-64279.html

農水省はまるで他人事 東京五輪選手村「食材不足」の元凶
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/198483

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