健康と微生物の活用 no.1
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健康と微生物の活用 no.1
健康と微生物の活用 no.1
健康と微生物の活用 no.1
先日、ガン患者の尊厳を守る会で講演をしました。演題は「ガンや病気は微生物で治す」です。微生物を活用、研究して10数年になると思います。最初は、比嘉照夫先生のEMを家庭のゴミ処理と金魚の飼育のために利用したのが最初でした。
その後、会社勤めの傍ら仲間たちと自然農業や自然微生物農法を行うようになりました。最近では、微生物を自分で培養する方法を学び、畑だけではなく、健康作りのための微生物利用法を実践し、皆さんにご紹介するようになりました。
微生物の利用には、私たちが抱えている多くの問題を解決する可能性があります。少し学び実践するだけで、費用も手間もかけずに大きく役立つことができます。
微生物利用の活用分野
(1)地球環境の浄化
汚染された地球環境を広範囲に浄化できる。
福島では、微生物による原発の放射能削減が行なわれている。
(2)医薬品の開発
微生物研究から多くの医薬品の開発が行われている。2015年 大村智博士が「オルコセルカ病」の治療薬を作る細菌を発見。
(3)エネルギーの開発
微生物によるバイオ燃料の開発やガソリンなど燃料を作る菌が存在。また、プラスチックを分解する微生物も発見されている。
(4)農業への利用
微生物農法による農薬・化学肥料を使わない農業の実現。汚染土壌の浄化と自然再生。
(5)食品への利用
人類の発酵文化。味噌、醤油、酒を始め漬物、納豆、塩辛、チーズ、ヨーグルトなど
(6)体内微生物研究による医療革命
腸内細菌研究が人間のガンを始め、様々な病気治療の可能性を発見。手軽に微生物を利用して健康作りができるようになってきた。
私たちの現代文明には、多くの問題点があります。日本では、増え続けるガン、心疾患、精神疾患、認知症などにより誰もがいずれ病気で死ぬ時代を迎えています。国家財政は、医療費で破綻する状況です。
最近の5〜6年で、腸内フローラ(腸内細菌叢)が私たちの健康とアレルギーなどに大きく影響を与えていることが分かってきました。病気の9割が腸内細菌の状態で起きているという先生も現れています。腸内細菌の状態が多くの病気の原因であることが分かってきたのです。まさに医療革命が起きていると言っていいでしょう。
地球の生態系はすべての生き物の共存共栄によりなりたっています。地球の多くの生命は、多くの微生物によって支えられているのです。すべては循環し、繋がっています。地球環境を破壊しては、私たちは生存できないのです。微生物を殺しては、私たちは健康ではいられないのです。私たちの腸内フローラも地球環境も同じものです。
地球の生体系と微生物を学び、積極的に活用することが大切です。先日の講演資料をもとに、何回かにわたり書いて見たいと思います。